昨日、後遺障害の異議申し立てについての相談がありました。
その方は、ご自身で何度も異議申し立てを行い、結局すべてで非該当になり、なんとかならないかとの相談でした。
事故から5年たってからの相談で、症状は外傷性腰部症候群です。
事故受傷から症状固定までの診断書・診療報酬明細書や後遺障害診断書を見せていただき、症状固定時の自覚症状などを詳しくお伺いしました。
僕が認定するわけではないので確定的な事は言えませんが、症状固定時期にきちんとした対処をしていれば、少なくとも14級9号は認定されていてもおかしくはない状況でした。
しかし、今更それを立証することはできませんので、「僕の力では後遺障害等級を獲得することは難しいと思いますので、申し訳ありませんがお引き受けすることはできません。」とお断りしました。
本部の毎日の記事でも常にお伝えしているように、業務の依頼時期は重要です。
時期を逸してしまうと、認定の可能性があるものでもお手伝いできかねる事もあります。
ですが、事故後なるべく早い時期に依頼していただければそれなりの対応が可能です。
依頼して頂いたからと言って、必ず意図した等級が認定されるわけではありませんが、少なくとも方向の修正は可能だと思います。
また、ご自身で最後までやり抜くという方は別ですが、もし、いずれ依頼しようと思って頂いているのであれば、早く依頼したからといって料金がかさむという事はありませんので、出来るだけ早い段階で相談されることをお勧めしています。