【事案】
信号のある交差点を自転車で横断中、左折してきた自動車にはねられた事故。
【問題点】
当事務所にご依頼いただく前に、事前認定で後遺障害申請し、非該当という結果が出ていた。
鎖骨は手術しており、手術した場合は、鎖骨に変形が残ることは少ない。しかし、本人としては、女性という事もあり、鎖骨の変形をかなり気にされていた。痛みに関してもハンドバックを掛けられない、骨折した右側を下にして寝られないなど症状があり、疼痛は依然改善していなかった
【立証ポイント】
見た目では大きな変形はないが、左右で比べると若干の差はある。女性なら気になっても仕方がないか。
写真の撮り方を工夫し、何とか変形が伝わればと努力するが、やはり変形では厳しいかも・・・。
そこで、変形で認定されなかった場合でも、痛みが残ったという事だけは評価してもらえればと、日常生活の支障を丁寧に訴えた。やはり、鎖骨の変形での12級5号は認められなかったが、何とか痛みがあることは信用してもらえ、14級9号の認定を得る。